暑気祓神楽の御案内

新型コロナウイルス感染拡大防止処置により、春の「花摘祭渡御行事」
夏の「神幸祭宵宮祭」「本宮神輿渡御神事」は自粛致すことと成りました。

このような事態は近年例をみない事でありますが、歴史を振り返りますと我々の
遠い先祖達も、疱瘡や天然痘といった「疫病」に幾度となく苦しめられ、その都度
神に祈りを捧げながら今日まで「命」を繋いで下さいました。
現代に残る全国各地の神社祭礼・神事その大部分が「禊(みそぎ)祓いの神事」即ち
心身の罪穢れを祓い、日々健やかに生活(たつき)をおくるためのものであります。
茅の輪をくぐり心身の罪・穢れを祓いやる「夏越しの大祓式」などはその最たる
ものです。

当社ではこの現状を鑑み、下記により疫病・悪疫退散「暑気祓神楽(しょきばらいかぐら)」
を御奉仕申し上げます。ご家族お揃いでご参拝下さい。

  • 日 時:令和2年7月30日・31日・8月1日(3日間)
  • 開始時間:
    午前 10時・10時30分・11時・11時30分 ※(30分おきに奉仕) 
    午後 13時30分・14時・14時30分・15時・15時30分
  • 受 付:授与所 ※御神楽をお受けの皆様は当日授与所にてお申込み下さい。 
  • 場 所:大鳥大社「第二祈祷殿」
  • 初穂料:2,000円(お一人様・ご家族でも結構です)
  • 撤下品:疫病・悪疫退散・家内安全「暑気祓御幣」

案内チラシダウンロード

暑気祓御幣

御幣の芯部である茅(かや)は水を浄化する特性をもつことから
人の「罪・穢れ」をも浄化するとされ、古来より祓いの用具として
用いられてきました。
また、御幣の緋色(ひいろ)には古くから魔除けや疫病退散の信仰が
あり、全国の社寺における祭典神事等の場で用いられている。